• facebook Twitter

入学・入試情報

 

概要

総研大の5年一貫制博士課程とは

平成18年度から、5年一貫制博士課程を導入し、学部卒業生や高等専門学校専攻科修了生を受け入れています。従来からの3年課程(博士後期課程)も併設し、修士課程修了生も受け入れる柔軟でユニークな博士教育制度を導入しています。

入学受入方針

核融合科学コースの基本方針

核融合科学コースは、新しい時代のエネルギー源としての核融合発電の実現に向けて、大型実験装置を用いた高温プラズマの実験研究や核融合炉に必要とされる様々な工学研究、高温プラズマの複雑な振る舞いを明らかにする理論研究に係わる教育を行い、核融合研究の進展に寄与するとともに、研究者としての良識と広い視野をもった高度な研究者を育成することを目的とする。

核融合科学コースの求める学生像

核融合発電の実現に向けた基礎から応用に至る幅広い研究に強い関心と情熱を持ち、鋭い洞察力、深い知性と豊かな感性を備え、研究者としての良識と広い視野をもった高度な研究者として育成するのに相応しい学生。

入学者選抜の基本的な考え方

  • 入学者選抜は、核融合科学コースの基本方針に相応しい入学者を適切に見い出すという観点から行う。
  • 学力検査においては、理解力、表現力、洞察力、英語力等をみる総合的な試験を実施する。
    学力検査のみならず、入学志願者の個性や資質、意欲等、多様な潜在能力も勘案し、多面的な選抜方法を採用する。

重要日程

5年一貫制博士課程
2024年4月入学/2024年10月入学
5年一貫制博士課程
2024年4月入学/2024年10月入学
博士後期課程
2024年4月入学/2024年10月入学
博士後期課程
2024年4月入学/2024年10月入学
募集要項の配布2023年4月下旬
入学願書受付2023年 6月29日(木)~ 7月5日(水)2023年11月30日(木)~12月6日(水)
入学試験(筆記・面接)2023年8月15日(火)~8月18日(金)内連続する2日間2024年 1月16日(火)~ 1月19日(金)内連続する2日間
合格発表2023年9月下旬2024年2月中旬

入学希望者向けイベント一覧

学生募集要項

最新の学生募集要項については、総合研究大学院大学の学生募集要項のページをご確認ください。また、紙媒体の学生募集要項については、大学院連携係(tel:0572-58-2042、E-Mail:daigakuin@nifs.ac.jp)にご請求ください。

修了生よりメッセージ

  • 宮澤 健さん

    宮澤 健さん(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構所属)

    私は総研大5年一貫制博士課程に入学し、在籍中は先進核融合炉ブランケット構造材料として期待されているパナジウム合金の開発を対象とした材料研究を行ってきました。 私が総研大5年一貫制を選んだ第一の志望同動機は、核融合炉の実現に貢献できるような研究をしたいという意思です。私は生まれも育ちも東京であったため、岐阜県土岐市は馴染みの無い土地でしたが、新天地に飛び込み自分自身も開拓するという意も含めて総研大を選びました。 一概に核融合の研究がしたいと志願しても、核融合研究は多くの専門分野を包括した学際的な研究であるため、その分野は多岐に渡ります。そこで、一年次では磁場閉じ込め核融合を軸としながらプラズマ物理学、シミュレーション科学、炉工学等の幅広い基礎を学んでいきます。それらを踏まえて自分の専門分野と指導教員を選ぶのですが、多くの先生方の中から指導教員を選ぶことができる教育システムは自分の適性を選ぶ場として恵まれた環境だと思います。 そこで私は核融合炉材の分野を選択しました。特に材料作りの場では、自分の手を動かして、何か新しいものを創成するということに対してやりがいを感じています。自分で作った合金を用いて初めて論文にまとめることができたときは、多大な労力を費やした分、大きな達成感を味わうことができました。 学部生の段階において研究所の博士課程(総研大5年一貫制博士課程)に進学することはハードルが高く感じるかもしれませんが、核融合炉の実現と自分に対する挑戦という気持ちをもたれてみてはいかがでしょうか?

  • 武村 勇輝さん

    武村 勇輝さん(核融合科学研究所所属)

    私は他大学で博士前期課程を修了した後、総合研究大学院大学(総研大)の博士課程(3年次編入学)に進学して、プラズマ物理の実験研究に従事していました。博士前期課程の間、核融合科学研究所と共同研究を行っていたので、総研大の存在は知っており、大学院キャンパス(研究所)内の様子もある程度掴んでいました。研究所には私の研究分野である核融合の専門家が多数所属しており、核融合研究に関連する書籍が充実している図書館がある等、研究において必要なものは揃っていたので、大変魅力的な環境であると思い、総研大に入学することを決意した次第です。入学後は、半径約4mにも及ぶ大きな実験装置である大型ヘリカル装置の実験に参加し、大規模プロジェクトの一員として研究に従事することになりました。これは他大学では味わえない貴重な体験だと思います。新しい発電手法である核融合発電を実現するために進められている核融合研究に従事したい方や、大規模プロジェクト研究に関心のある方には特に総研大は良い研究の場であると思います。