11. 放射線計測による地球環境科学
担当教員
小林真、佐瀬卓也
地球大気圏は常に循環していて、その挙動の詳細な理解はまだできていません。地球には銀河からの宇宙線が飛来しており、この宇宙線が大気成分との反応により自然放射性物質が生成します。また、陸地の土壌成分は宇宙誕生時に生成した自然放射性物質が残存しています。本課題では上記の大気・土壌からの自然放射性物質の移行を観察することにより、地球大気圏の循環の様子を追跡(トレーサー)する手法について学びます。
環境試料分析の様子