7. 電子ビームイオントラップを用いた多価イオン分光実験
担当教員
坂上裕之、村上泉、加藤太治
核融合炉材料が炉壁から高温プラズマに混入して生成されるであろう、高電離多価イオンの発光線スペクトルデータが、いま世界中で盛んに研究されています。本課題では、独自に開発された電子ビームイオントラップという実験装置を用いて、核融合プラズマにかかわる各種元素の多価イオンを生成・トラップし、電子ビームとの衝突による多価イオンからの発光線スペクトルを測定します。また、そのスペクトルと衝突輻射モデルを用いて理論的に求めたスペクトルとを比較し、ラインの同定等を行う予定です。