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体験入学の案内

 

5. HYPER-I装置を用いたプラズマ計測実験

担当教員 吉村信次、永岡賢一

直線型高密度プラズマ発生装置HYPER-I(ハイパーワン)は、研究者や大学院生が実際に共同研究で利用している現役の実験装置です。プラズマは2.45ギガヘルツのマイクロ波を使った電子サイクロトロン共鳴(ECR)放電で生成します。5キロワット程度の入射パワーで、電子温度が10万℃、電子密度が1000億個/cc程度のプラズマを容易に生成できます。放電時間は入射パワーによりますが、30秒から5分程度まで可能です。実習では、このHYPER-I装置で生成されるプラズマを間近で見て、温度・密度・電位や流れ速度といった物理量を実際に計測します。何をターゲットにするかは、当日相談して決める予定です。使用可能な計測手法として、各種静電プローブやレーザー吸収分光・レーザー誘起蛍光(LIF)分光を用意しています。

H27_009
HYPER-I装置

H27_010
HYPER-Iプラズマ(Heプラズマ)