9. LHDプラズマ実験での計測信号を用いた揺動解析入門 ※オンライン実施課題
担当教員
武村勇輝、渡邊清政、鈴木康浩
核融合プラズマではプラズマを構成する荷電粒子の集団的な振る舞いに由来した揺らぎの成長(電磁流体力学的不安定性、MHD不安定性)が発生し、プラズマが崩壊することがあります。MHD不安定性の特徴を理解するために、プラズマが作る磁場やプラズマの密度・温度を計測することに加え、それら信号の揺動解析が行われます。本課題では、LHDプラズマで発生するMHD不安定性の特徴を調べることを目標に、揺動解析手法を習得します。具体的には、最も基本的なフーリエ解析に始まり、ウェーブレット解析などの発展的な解析手法を学び、また、解析ツールをプログラミングにより実装します。
この課題は、テレビ会議システムなどを使ってオンラインで行います。課題を受けるにはパーソナルコンピュータを持っていることと、MicrosoftのWord、Excel及びPowerPoint、もしくはこれらと互換性のあるソフトウェアをインストールしていることが条件です。