11. プラズマ性能劣化の原因となる揺らぎデータの信号処理
担当教員
武村勇輝、渡邊清政
核融合磁場閉じ込めプラズマでは、プラズマを構成する荷電粒子の集団的な振る舞いに由来した、プラズマ圧力や磁場などの揺らぎが成長し、プラズマ性能が急激に劣化することが課題になっています。性能劣化を予測し、回避するためには、性能劣化に関連する揺らぎを検知することが重要ですが、計測する揺らぎデータ(プラズマの密度や温度、プラズマ外での磁場)は様々な要因による揺らぎを含んでいます。本課題では、信号処理により性能劣化に関連する揺らぎを抽出することを目指して、最も基本的かつ重要なフーリエ解析などの信号処理を学習し、解析ツールをプログラミング言語Pythonにより一から実装し、LHDプラズマでの計測信号を実際に解析します。プログラミングは基礎から説明するので、プログラミング経験の有無は問いません。
実習の様子