今回総合研究大学院大学、核融合科学コース夏季体験入学に参加し、非常にユニークな体験をすることができました。まずは一日目のお話をします。一日目はまず核融合科学研究所内の見学をしました。LHDなどを見学しましたが、これらは通常開催される他のイベントでも見学をすることができると思います。しかし、今回の体験入学では参加人数が限定的な分長く見学をすることができ、まじまじと装置を眺めることができる点は夏季体験入学ならではだと思いました。その後は懇親会がありましたが、これは特に私にとって特別なものとなりました。というのも、装置の見学自体は結局のところイベントがあればいつだって見れるのです。しかし、懇親会という場を通して核融合科学研究所の様々な研究員の方々と実際にお話をすることができる機会はなかなかないと思います。懇親会は硬い雰囲気がなく、研究員の方々も、参加者の学生も、みんな和やかに会話を楽しむことができました。そのため、私も複数の研究員の方々に色々な質問を気兼ねなくすることができ、核融合や総研大に纏わる話を沢山聞き出すことができました。ここまでの話が一日目で、二日目からは実習がはじまります。ただ、その前に火曜日の昼まではコース長講義というものがあり、この時間では核融合に関する概要説明を聞きました。私は核融合が大好きで、ある程度核融合について知っていながらこの夏季体験入学に参加しましたが、実際にはまだ知らないことも多く、この講義で、核融合の現状を更に事細かく知ることができました。その後、いざ実習では、担当の研究員の方から指導を受けながら装置を組み立て、計測し、データの整理を行いました。実習内容は非常に面白いものですが、それ以上に私が感じた実習の利点は、核融合科学研究所の研究員の方々と非常に近い距離で長い時間共に過ごすという点です。実習の内容を進めるために作業をしつつ、空き時間で沢山会話をし、また質問も沢山させていただきました。総研大の関係者ではない場合、ここまで親密に会話をできる環境は他にないと思います。また、私の担当の研究員の方にお願いをして実習終了後の夜に一対一で、私が現在在籍している高専の卒研の相談をさせていただきました。私の在籍している高専の研究室は核融合との関わりはあまりないですが、そのような研究室でもできるような核融合に関連する課題などを真剣に提案してくださりました。この相談の機会は私が夏季体験入学で得た素晴らしい体験の中で最も良かったものです。夏季体験入学のプログラムに組み込まれたものではありませんが、総研大、核融合科学研究所の方々と密接に関わることができるという夏季体験入学の利点のひとつだと思います。以上が私が総合研究大学院大学、核融合科学コース夏季体験入学で得た特筆すべき体験です。これらの体験は私の今後の人生を左右することになると思います。核融合が大好きで、進学先の候補として総研大を考えているならば、絶対に参加すべき体験入学だと思いました。余談ですが、私は今後高専を卒業し、その後大学編入か専攻科に行き、院進までして、修士までは行こうと思っており、博士になるかは悩みどころだと考えておりました。しかし体験入学終了直後の今の気持ちは、この総研大核融合科学コースに入学し博士までとりにいこうという気持ちになっています。それぐらいこの夏季体験入学は私にとって大切なものとなりました。