私は日本のエネルギー供給の安定化に貢献したいと考えています。核融合発電が資源の乏しい日本が、国際情勢に左右されることなくエネルギー供給を安定化させられると知り、核融合に興味を持ち、今回このプログラムに参加しました。
1日目は、大型ヘリカル装置やプラズマシミュレーター雷神の見学や、VR体験をしました。大型ヘリカル装置の見学では、先生が説明をしながら案内してくださり、バルブボックス、NBI、導波管などについて学ぶことができました。また、夕方に行われた懇親会では、実際に核融合科学研究所の修士課程にいる方にお話を聞くことができ、とても貴重な体験でした。
2日目はまず、コース長の講義を聞いた後、髪の毛の太さを測るという課題に取り組みました。次に、担当の先生から先生の研究内容の概要と、回折限界やフーリエ変換についての講義を聞いた後、既知の太さのものをレーザー干渉で測り、どのくらいの精度で測ることができるのかを確かめました。その後、残りの時間で、先生の研究されている相対論的効果についてのお話を聞きました。夕方には、キャリアビルディングがありました。実際に総研大を卒業した方からお話を聞くことができ、将来を考えるとても良いきっかけとなりました。
3日目は、フーリエ変換のコードでシミュレーションをして、できる干渉縞と実空間の様子の関係を調べました。回折格子の間隔について、高校で習ったx = Lλ/dという式と一致した結果を得られ、興味深かったです。また、x = Lλ/dという式が、干渉によって高い空間分解能での計測が可能だということにつながっているということに感動しました。
4日目は、電流のジュール熱により、表面がプラズマ化し溶けていくシャー芯の形状情報を、スクリーンに映し出される干渉縞の変化を追うことで、計測しました。良い精度で計測ができていて、レーザー干渉のすごさを体感できました。その後、最終日の発表に向けてスライドを作成しました。研究発表では、どのようなスライドを作れば研究の必要性や魅力を伝えることができるのかを工夫しなくてはいけないということを学びました。
5日目は発表会を行いました。人生で初めて大勢の人の前で実験結果について発表したのでとても貴重な体験になりました。また、ほかの班の発表を聞いたことで、核融合を支える分野の幅広さを改めて実感することができました。
最後に、私は高校でも大学でもあまり実験や発表をしたことがなかったため、今回の体験入学は大変なことも多かったですが、とても貴重な体験をすることができ、参加してよかったと心から思いました。担当の先生方をはじめとした、核融合科学研究所の皆様、本当にありがとうございました。






