NIFS の体験入学に1週間参加し貴重な体験をすることができました。核融合発電は将来の発電に有望であり、その最先端の研究に携わることができたことはとても光栄に思いま す。この度の実験は核融合プラズマと壁の相互作用基礎実験(PWI)という、核融合の本質的な実験ではなく、核融合炉壁に関する実験でした。今年は例年とは違い壁に用いる材料は個体材料ではなく研究の最先端である液体金属材料を扱った実験ということで、本当の意味での「研究」を体験することができました。
私がこの実験に参加することができて特によかったと思うことが3つあります。1つめは、廣岡先生と芦川先生が親身になって未熟な私に指導をしていただいたことです。やはり、まだまだ学部生である私にとっては難しい事ばかりでついていくことがやっとでしたが、最終日の発表までたどり着くことができたことは先生方のおかげです。2つめに、中国の留学生のBiさんXuさんが私のつたない英語での質問を聞き一生懸命答えていただいたこと です。質問やミーティング時には、わかりやすい英語や図を使って説明していただき大変助かりました。3つめは、NIFSの皆さんがたくさんの準備をしていただいたおかげで、のびのびと緊張しすぎることなく参加することができたことです。懇親会やキャリアディスカッションなどとても楽しく参加させていただきました。
私は今、この課題について研究することができてとてもよかったなと感じています。この研究では、ベースが英語で疑似的な留学が体験できるので、英語に慣れることができます。 英語でのやり取りは英語を話す環境のなかで少しずつ成長するということができると感じ ました。なので、ここでの経験はとても貴重なものとなりました。また、大きな実験装置やさまざまな解析装置を用いた実験を行うことができて、実験の楽しさや大変さを知ること もできました。まだまだ学部生で研究の雰囲気を知らなかったため、研究室の空気を感じることができて、さらに将来のキャリアについても相談や助言をいただいて有意義な時間を過ごすことができました。これから先の研究活動において、A0ポスターやパワーポイントでの研究発表も多々あると思います。実際に自分の研究の発表を行う前に、プレとして発表を行うことができたこともこの度の貴重な体験の一つとなりました。まだ将来どのような研究や仕事に携わるかは未定ですが、積極的にたくさんの経験を積み、充実したものとなるようにこれからも頑張っていきたいと思います。NIFS での一週間は短い時間ではありましたが、私にとってはかけがえのないものとなりました。最後になりますが、廣岡先生、芦川 先生、Xuさん、Biさん、NIFSの皆さま、大変お世話になりました。また、機会があればよろしくお願いします。