体験入学で取り組んだ課題は複雑性を有するプラズマ現象の粒子シミュレーションである。NIFSにあるスーパーコンピュータをリモートで用いて行った。1週間という短い期間というのもあり、あまり色々なパラメーターをいじってみるということは出来なかったが、それでも得たデータからは色々発見が多く、指導教員からの指摘はとても勉強になった。プラズマについては体験入学の前に少しは勉強していたのだが、勉強したことを活かして実際にシミュレーション結果を考察することはかなり難しかった。教科書を読むだけでなく、実際の現象を見てそれについて考えるという経験が大切なのだと感じた。今回その経験を積むことが出来て良かった。そしてシミュレーションに本格的に取り組んだことがなかったが今回の課題を通じてシミュレーションがどのように行われているか全体的なイメージを持つことが出来た。
グループ発表については資料のボリュームが多くなってしまい、発表時間がかなり長引いてしまったのが申し訳なかった。実際に発表してみてあまり上手に皆さんにプレゼン出来ていると思えなかったので、またプレゼンの話し方について勉強してみたいと思う。また、他のグループの発表が、10分でまとめないといけないのもあり、今の自分には分らない点が多かったが理解出来る日が来るように勉強をしていきたいと思う。
体験入学では課題に取り組む以外にもキャリアビルディングについての講演があったのも良かったと思う。たくさんの研究者の方がいる状況は普段なかなかなく、たくさん質問できたのが良かった。特に今年はオンラインというのもあり質問がしやすかったと思う。
以上、オンラインでの体験となりましたがすごく有意義な時間を過ごせたと思う。正直今回はコロナの影響でオンライン開催ということで割とがっかりしていたのだが、実際にオンラインでやってみると想像以上に楽しめた。自分とは違う大学で学科も違う方と交流出来たのが個人的には良かった。自分と同じ課題に取り組む方々がすごくレベルが高く良い刺激になった。自分は今4回生なのだが彼らに負けないように来週以降研究室生活に改めて真剣に取り組んでいきたいと思う。すこしでもプラズマについて興味のある、あるいは実験の経験を積みたい方は参加してみてほしい。
来年にはコロナが収まって対面で体験入学出来ることを祈っております。1週間ありがとうございました。