今年も夏の体験入学に受け入れいただき、ありがとうございました。自分にとっては3年目の体験入学となりましたが、毎年、異なる事を感じ、学ばせていただいたと思います。

今年は「機械学習を用いたイメージングボロメータ用薄膜検出器の特性評価」と言う課題に参加させて頂きました。「機械学習」や「イメージングボロメータ」と言った言葉や、実習中に用いた「画像認識」や「Python」など、普段、馴染みのない知識が必要だったので、正直、全てがかなり難しかったです。特に難しかったのは、先生が書いてくださったプログラムを書き換える事です。自分にはPythonの経験がなかったので、プログラミング言語を知る所から始まりました。この段階については、先生が1行ずつ丁寧に説明してくださったので、とても有難かったです。プログラムを書き換える事については、ネットで言語を調べたり、多言語でのプログラミングの経験を思い出したりしながら行いました。上手くできない事の方が多く、とても苦戦しました。しかし、今まで興味はあっても機会がなかった言語に触れられた事や、研究に対するプログラミングの応用手法が学べた事は良かったです。

課題を行った後は、発表資料の作成を行いました。発表資料を作成する中で、先生の御説明を自分が勘違いしていた事に気付きました。思い込みで話を進めてしまう事の危うさと、まとめ作業をする事の大切さに改めて気づかされました。これから研究を進めていく上で気を付けていきたいと思います。

課題以外の事については、他の参加者の方とのコミュニケーションが印象に残っています。今年はオンラインでの参加だった為、例年よりも人間関係が作りにくかったように感じます。そんな状況下でも、毎晩、現地組のお二人が、zoomでおしゃべりに付き合ってくれました。お互いの学校の事や進路について話せて、とても嬉しかったです。又、閉校式後にYさんとも少しお話出来ました。学年は違いますが、同じリピーターとして、一昨年度の話や進路について話せたので良かったです。

例年と異なり、今年はオンラインだった為、「コミュニケーションや積極性の大切さ」「直接会って、同じ環境で過ごせる事の有難さ」など、普段の生活ではあまり気づかない事に気づかされました。実は、当初、オンラインでの参加にあまり期待しておりませんでした。しかし、実際に参加してみたら、思ったよりも充実したものになったので、参加して良かったと思います。オンラインでも夏の体験入学を開いてくださった先生方や事務の皆様、ありがとうございました。