イオンサイクロトロン周波数帯(ICRF)加熱は電磁波によるプラズマ加熱の一つです。この電磁波は伝送路を通して発振装置からアンテナへと送られます。通常は発振装置側への電磁波の反射は抑えられていますが、急激なプラズマの変化が起こった場合にはどうしても反射が大きくなってしまいます。この反射を抑えることで、無駄なくパワーを入射し続け、なおかつ発振装置を保護する手法の一つにconjugate-Tというパワー伝送の方法があります。
本課題では、この手法を学び、低パワーの回路を組み、負荷変動がある場合においても反射波が抑えられることを検証します。