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体験入学の案内

 

3. イメージングボロメータ用白金薄膜検出器の熱特性評価

担当教員 向井清史、PETERSON Byron

イメージングボロメータはプラズマからの輻射損失を2次元イメージとして計測する装置です。計測器はピンホールカメラと赤外線カメラとを組み合わせた構造をしており、ピンホールカメラの検出器(フィルム)として、LHDでは大きさ9cm×7cm、厚さ2.5μmの白金薄膜を使用しています。プラズマからの様々な波長の光を検出するには、検出器を黒体化処理する必要があるため、白金薄膜に炭素でコーティングを施しています。現在、コーティング手法の改善を進めており、参加学生の皆さんには真空蒸着等でコーティングした検出器サンプルについて、He-Neレーザーを用いて熱特性の評価を行って頂きます。

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LHDに設置されているイメージングボロメータ用金属薄膜

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レーザー照射した検出器サンプルの赤外線カメラ画像