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2. LHD実験のための新高周波加熱制御システムの構築とその性能評価

担当教員 神尾修治、齋藤健二、吉村泰夫、伊井 亨

LHDのプラズマを加熱する手段の一つにイオンサイクロトロン共鳴加熱があります。これは数十メガヘルツの電磁波を使った加熱手法です。電磁波は発振装置からアンテナまで伝送路を伝搬した後、プラズマへ放射されますが、一部はアンテナで反射し発振装置まで逆流してしまいます。しかし、整合装置というものを用いることでこの逆流を抑えることができます。今回の実習ではこの整合装置の制御システムを構築し直します。プログラミングやハードウエアの組み立てを通じて制御についての学習を行います。また、新、旧システムの応答性などの比較も行う予定です。

fig1402a
オンサイクロトロン共鳴加熱に用いる整合装置