6.イオンサイクロトロン共鳴加熱パワーをLHDに送り込むための自動チューニング実験
担当教員
斎藤健二、神尾修治、吉村泰夫、矢内亮馬
イオンサイクロトロン共鳴加熱は電磁波を用いたプラズマ加熱手法の一つです。電磁波のパワーを無駄なくLHD内のアンテナへ伝送するとともに、反射波からパワー増幅器を保護する目的でインピーダンス整合装置がLHD付近に設置されています。アンテナのインピーダンス(電圧÷電流)は時間とともに変化しますので、インピーダンス整合装置を自動でチューニングする必要があります。本課題では、プラズマ実験中のアンテナインピーダンスを模擬的に作り、自動チューニングの試験を行います。必要に応じてチューニングのプログラムも修正していきます。
インピーダンス整合装置。内部のオイル量を調整することでパワー増幅器側へ戻る反射パワーが小さくなります。