7.真空システムを用いた水素同位体の金属内移行現象の観察
担当教員
小林真、申晶潔
水素同位体は核融合炉の燃料であり、炉心に投入した水素同位体の一部は真空ポンプにより輸送され、純化・分離・貯蔵などのプロセスを経て再度炉心に投入されます。この循環プロセスや炉内において、水素同位体と金属との相互作用がおこります。特に水素同位体は原子サイズが最も小さく、金属内に侵入し残留したり通り抜けたりするため、これを低減する研究が注目されています。本課題ではこの水素同位体の金属材料内での移行現象の観察を通し、その現象理解や計測器の原理などを目標に研究を行います。
本課題で使用する真空システムの外見