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Science Lectures 2019

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  • 日時

    2019年9月3日(火) 13:45~17:00
  • 会場

    核融合科学研究所 (アクセス方法はこちら
  • 対象

    大学生、高専生
  • 内容

    – LHD見学 11:30 -(希望者のみ)
    – 講演 1. 「核融合入門」榊原悟

    核融合研究とは、将来の新しい発電方法に関する研究です。軽い元素である重水素と三重水素(いずれも水素の同位体元素)の原子核を衝突・融合させると、高速のヘリウム原子核と中性子が発生します。この高速な粒子をエネルギー(熱)源として利用するのが核融合発電です。燃料の主成分である重水素は海水から得ることが出来るため、日本が自国で燃料源を持つことにつながります。また低炭素化社会への貢献が期待されています。講演では、核融合発電の基礎、総研大核融合科学専攻(核融合科学研究所)にある大型ヘリカル装置について、核融合研究の現在の問題点、等について紹介します。

    2. 「実験データから物理法則を理解する ~機械学習入門~」鈴木康浩

    ビッグデータのように、一見、無秩序に見えるデータの中にも法則性がある場合があります。その場合、データの中から類似性のあるデータのまとまりを探す(クラスタリング)、計算式へのあてはめ(回帰分析など)などのデータ解析を行い、データの奥に潜む法則性を探ります。しかし、核融合プラズマのように膨大なデータを解析しようとすると、適切な初期条件と拘束条件を用いない限り、誤った解析結果を導く可能性があります。そこで、人間と同じように、適切な初期条件と拘束条件を繰り返し学習させることで、正しい数式化を導けるようにする機械学習が、近年、注目されています。講演では、人間のように学習することでデータ分析を行う「機械学習」の基礎について講演し、核融合プラズマのデータ解析への応用例を紹介します。

    3. 「なぜ見つかったのか?新たな発光線発見に至る道のり~分光研究入門 ~」坂上裕之

    核融合装置ではプラズマに面する場所にタングステン(W)材料を使用しておりプラズマによって損耗されたWがプラズマ中へ混入します。原子番号74のWがプラズマへ混入すると電子がはぎとられて多価イオンとなり、その際エネルギー損失により発光が生じます。これら発光線の基礎データを実験的に明らかにするため、独自に開発した多価イオン装置を用いた分光学的研究を行っています。

    遷移と呼ばれる原子のエネルギー状態の変化(エネルギー上準位からエネルギー下準位への変化)により光は放出され、発光線の強度は「遷移確率」と「エネルギー上準位の占有率」の掛け算で与えられます。今回世界で初めて観測された強い発光線の遷移確率は、通常観測される遷移に比べ、10億分の1という非常に小さい値にも関わらずほぼ同じ強度で観測されました。なぜ、このような自然発光では起こりえないと考えられる遷移が観測されたのか?この観測事実を説明するため衝突輻射モデルという理論計算を用い、原子がどのようにエネルギーを損失していくのかを明らかにします。

    – グループ座談会
    – 総研大核融合科学専攻の紹介

  • 参加申込

    下記、問い合わせ先にメールにて申込フォームを送付ください。
  • 申込締切

    2019年8月19日(月)
    ※LHD見学は先着20名とさせていただきます。
  • お問い合わせ先

    核融合科学研究所 大学院連携係
    電話:(0572)58-2042 FAX: (0572)58-2603