「地層処分事業の理解に向けた選択型学習支援事業」(https://www.jaero.or.jp/ohen/)の支援の下、六ケ所原燃PRセンター、日本原燃株式会社、及び量子科学技術研究開発機構六ヶ所研究所への視察を行いました。事前学習と視察を通じて、総合研究大学院大学及び岐阜工業高等専門学校の学生・教職員で、原子力発電に伴って発生する高レベル放射性廃棄物や、核融合及び核分裂の原理、安全性等について学び、エネルギー問題に関する理解を深めました。
視察にあたって事前学習を行い、我が国のエネルギーと原子力発電の状況、地層処分とは何か、及び地層処分場の前向きなイメージが住民と共有できた結果、地層処分地の選定に至ったスウェーデンの例等について学びました。施設見学では、六ケ所原燃PRセンターで大型模型を用いた説明を受けた後、日本原燃株式会社の見学を行い、地層処分の現状、及びその安全性について学びました。また、量子科学技術研究開発機構六ヶ所研究所において、ITER遠隔実験センター、及び国際核融合材料照射施設原型加速器制御室等の見学を行い、核融合研究の現状について学びました。

参加者からは、“実際に施設を見学しながら地層処分に係る説明を聞くことで理解が進んだ。質問に対しても丁寧に回答していただき、疑問の解消がスムーズだった。”、“地層処分は、様々な手段で安全性を確保していることがわかった。”、“核融合発電実現に向けた様々な努力が成されており、十分に実現可能なものであるという認識を得た。”等の感想があり、事前学習、視察を通して参加者の理解が一層深まりました。

六ケ所原燃PRセンターにおける施設説明

量子科学技術研究開発機構 六ヶ所研究所における見学